俺達のコラム
大変な達成感!


今週は激動の一週間。
このオーストラリアでインターネット接続をするのにこの一週間、楽しくも今まで知らなかった新たな世界を一杯経験させて貰いました。

「ADSL」も「サテライト」でもオーストラリアはインターネットの接続は可能です。光ファイバーは有りませんが。
でも、短期間の滞在では一ヶ月単位で払うDial upしか方法はありません。ブロードバンドは基本的に年間契約です。
ということでTPGというインターネット・サービス・プロバイダーをいつも使ってます。

このTPGはDial upの電話番号が先週から「技術的な問題」でダウン。詰まりインターネットに繋がらないという最悪の状況が続いていました。何度繋げようとしても The line is busy. ばっかりなのでこれは絶対TPGの問題だとは思ってましたが。
丁度連休の週末に当たって、オーストラリア人の良さ(?)を発揮、週末は誰も問題を解決せず、そのままほって置かれたのです。
こ〜なるだろうな、とは十分予想してました!当然と言えば当然ですよね。だって連休は誰も働きたく無いのが本音ですから。この国は「本音が一番、電話は二番。サービスを期待するのはちょっと間違い。」そんな感じですから、週末は我慢の子でインターネットを使えないのをジッと待ってました。
勿論週末にTPGに電話するなんて無粋なことはしませんでしたよ。

でも日本人の私は、これでは仕事は出来ない、連絡も取れないので、TPGと平行して日本のNTTに相当するTelstraという最大手のISPと直ぐ契約。兎に角 早くインターネットを繋げてメールの送受信、検索が出来るようにと考えました。
早速、友人のPCでTelstraのDial upを契約登録。当然ながら、契約締結後は直ちにインターネットに接続出来ると堅く信じていました。勿論そう書いてありましたし。
それが大きな間違い!
何度接続を試みても接続出来ません。
も〜!
兎に角堪忍袋の糸が切れる寸前で電話をしました。(TPGとの電話は既に10回を超えていたでしょう。)
Telstraが電話で言うには「あ、これね。使用出来るまでに72時間掛かります」と言われ絶句。インターネットでリアルタイムで契約が成立して直ちに接続が出来るシステムが無いんですね。
「じゃ、直ぐ使えるようにして貰う為にはどうしりゃいいの〜!?」と聞くと
別なセクションの担当が居るから、そいつと話せ。との事。
やりようによっては出来る方法もあるという事なんですね。
でも、お客から先方に連絡をして、「契約したんで、直ぐ利用できるようにして頂けますでしょうか?」とお願いしないと、3日間待つことになるんです〜。

結局、TPGとTelstraのオペレーターと合計20回以上お話しさせて頂き(私はオタクではありません!)皆さんそれぞれ20以上の違う説明をして頂き、どれ一つとして上手く接続出来ず。友人のPCに詳しい友人達を紹介してもらいに合計3人と会い、問題解決に力を貸して頂いた結果、この一週間でインターネットの接続に関しては日本語でも判らなかった内容が英語で普通に話せる様になったのがこの一週間の私の大いなる偉業です!

達成感と共に知ったのは、オペレーターはインド系の方々が全体の1/3ほども居る。
私の勝手な感想では、一般論としてオペレーターがオーストラリア人の方がより正確な情報をくれ、言葉も丁寧でありました。面白いのはアジア系のオペレーターが全然居なかったことですね。
その20回を超えるオペレーターとの会話で、例えばDial up番号に市外局番を入れるか入れないか、ユーザー名に@以下Domainを入れるかどうかという微細な事ですら、オペレーターによって回答が違うのには驚きましたが、段々「そんなのは堂でも良いんだ」と考えるようになりましたが。

オーストラリアと日本の違いは、ま、沢山あるんでしょうが、その一つは
日本は問題が生じないようにFail safeを講じてます。二重三重のバックアップシステムを講じてます。オーストラリアは有るか無いかの対応策。
問題の発生頻度が日本では非常に低いのはその所以ではないでしょうか。
また、問題が発生したら日曜であろうが、深夜であろうが、徹夜で問題解決にあたる。オーストラリアでは土曜に問題が発生したら、月曜まで待たないといけない。
これが問題発生頻度の違いであり、当然日本がコスト高となる理由だと思います。


お蔭様で今日の午後から、TPGとTelstraの2つのISPが同時に使えるようになりました。2つ使えるのは有り難いものの2つDial upが接続出来てもどうせ一つしか使わないんですよね〜。

2007/2/1
著者: Sunny's English Square 佐藤明雄

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