住民の力で、コンサート・ピアノを!
2001/10/** 俺達のホームページBBS「言いたい放題」より

コア研究会の下川です。

9月8日(今度の土曜日です!)午後2時から、グランパティオス公園西の街集会室で開かれる「コアのピアノを選定する会」で討議する千葉市長への要望書案を作りました。
当日、具体的に話し合いますが、あらかじめお送りしておきます。
ご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。 



千葉市長 鶴岡啓一殿
2001年10月*日                  

幕張ベイタウン自治会連合会会長
須田 善勝

要望書(案)
幕張ベイタウン・コミュニティコアのピアノ選定について

 ☆要望☆ 「施設の設備にマッチした」ピアノを選定するという市長の公約を、ぜひ、実現して頂きたい。
 ☆要望☆ コミュニティコアのホールに設置されるピアノは、上記の選定指針から見て、セミ・コンサートタイプ以上の機種がふさわしいと考えます。


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 さわやかな秋風の季節になりました。新市長にご就任以来、積極果敢な行政運営で市政に新風を送り込まれていることに、まず敬意を表したいと思います。「じっくり聞いて、しっかり実行」。市長の掲げられるスローガンは時代にマッチしたものと高く評価しています。
 私たちは幕張新都心の住宅地域である幕張ベイタウンに居住する市民です。
 21世紀型の未来都市を志向してスタートした幕張新都心は、コンベンションシティの性格にショッピングシティの趣向も加味し、発展しつつあります。幕張ベイタウンも街開き後5年で人口1万人を超える住宅街に成長しました。今後10年間で計2万6000人の街になる計画です。
 今回、街の中央部に建設されるコミュニティコア(仮称)ホールのピアノ選定にあたって、これまでの経過と討議の概要をお知らせし、市長の全面的なバックアップをお願いしたく、ここに要望書を提出します。



 コミュニティコアは住民活動の中核施設として、公民館(ホールを含む)、図書館分館、子どもルームによる複合施設(2階建て・約2000平方b)です。4月中旬に工事が始まり、来年3月中旬、完工の予定です。
 ご存知のように、コミュニティコアは千葉県企業庁が建設し、千葉市が管理運営に当たるというユニークな施設です。私たち幕張ベイタウン自治会連合会はこの施設建設と運営に大きな関心を持ち、常設委員会であるコミュニティコア研究委員会を中心に住民要望を取りまとめてきました。十数回にわたる企業庁、千葉市、住民代表、コンサルタントによる4者協議を経て「小粒でもキラリと光る施設」「音響重視のホール建設」などのコンセプトが固まり、基本計画に盛り込まれました。基本計画には施設運営に「住民参加」の理念もうたってあります。
 コアのホールは「音響重視」のコンセプトにしたがって設計されました。音響設計に専門家も参加し、東京近郊では有数の小ホールになると期待されています。千葉市もこの点を重視し、平成13年度予算で「ホールのイス・机など」として500万円を計上しました。しかし、不安な点が残されていました。それはピアノの問題です。このためコミュニティコア研究委員会はピアノ教師や音楽ファンを中心に「ピアノ選定委員会(準備会)」を作り、この問題を考えてきました。少しでも夢の実現に近づけようと、ピアノ資金調達のため、昨年12月、バイオリニストによる「チャリティコンサート」、さらに3歳から70歳まで約60人が参加した「ピアノ発表会」も行いました。



 今春、千葉市長選挙の実施にあたっては住民有志が各立候補予定者に「幕張新都心の文化振興策」についてアンケート調査を実施しました。
 当選された鶴岡啓一市長からは、コアホールのピアノ選定について「施設の設備にッチしたものが必要である」とのご回答を頂き、また、全般的な文化振興策について「行主導の文化ではなく、行政は市民の行う文化活動をサポートして行くことが肝要と思います。皆様のご意見をしっかりと受け止めハード、ソフト両面のバランスのとれたより高度な千葉市の文化を創り上げたい」との見解表明を頂きました。これは、きわめて時代にマッチした考え方であり、私どもも大いに賛同できるものです。
 また、千葉市の公民館担当主管課である生涯学習振興課は、今年6月以降、3度にわたる「幕張新都心公民館(仮称)を語る会」を通じて、住民との対話を重ねてきました。これは鶴岡新市長の「じっくり聞いて、しっかり実行」のスローガンを具体的に実践されたものであり、その姿勢は住民からも高く評価されています。



 9月8日午後2時から、ベイタウンのグランパティオス西の街集会室で「コアのピアノを選定する会」が開かれ、住民、音楽関係者、千葉市担当者など**人が、ピアノ問題について集中的に討議しました。コア設計者、ホール音響設計者のほか住民代表3名が「コアホールの設計思想」「類似施設のピアノ調査結果」「ベイタウンでの音楽活動と将来」「ベイタウン周辺の音楽人口」などについて発表し、みんなで真剣に討議しました。
 その結果、この要望書の冒頭に掲げた通り、以下の点で一致しました。
  ☆要望1☆「施設の設備にマッチした」ピアノを選定するという市長の公約をぜひ、実現して欲しい。☆要望2☆ コミュニティコアのホールに設置されるピアノは、上記の選定指針から見て、セミ・コンサートタイプ以上の機種がふさわしいと考えます。
 市長におかれては、このような事実経過と住民の要望を十分にお汲み取りいただき、新年度の予算編成に反映していただくよう、強く要望する次第です。幕張ベイタウンでは住民の創意工夫による文化活動が多角的に育ちつつあります。コアホールのピアノ選定が住民の活動を励まし、21世紀の街作りに貢献できるものになるよう期待しています。
 なお、これまで2回のチャリティコンサートによる収益金20万円を、ピアノ購入資金の一部に充当していただきたいと考えています。きわめて少額ですが住民の熱意としてお受け取り頂き、ピアノの機種決定に反映していただければ幸いです。
 鶴岡啓一市長のご健康とご活躍を祈念し、以上、要望と致します。


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  下川 正晴(SHIMOKAWA MASAHARU)
  simokawa@cba.att.ne.jp
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