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彩湖・道満グリーンパーク(埼玉)
東京都の殆ど隣り合わせなのに、こんなに大きな自然がある



大宮バイパスは何度もクルマで走っているのに、こんな大きな公園があることを知らなかった。大きな川のような彩湖のほとりにある道満グリーンパークは、東京方面から大宮バイパスを走り、外環自動車道を通り抜けて約1キロメートルのところを左折する。ヤマダデンキの看板が目印だが、ちょっと分かり難いかもしれない。

彩湖といっても、荒川の調整池のようなものである。平行して、荒川が流れている。彩湖のホームページには、豊かな大自然・・・と書かれているけれど、大自然というよりは明らかに人工である。かといって、周辺の緑はいくら人工でも、歳月を経るうちに本物の自然になってゆくから、それを人工というのも可愛そうだ。上の写真のように夕刻に彩湖のほとりに立って対岸に沈む夕陽を見ていると、大自然だなあ、とつくづく思う。

2002年4月14日(日曜日)
初めて彩湖に来た。この日の目的は仕事。ある大手保険会社の広告用の撮影の仕事である。同日開催のトライアスロン大会に出場する選手がモデルさんだ。

この日は4月にしては猛烈に暑かった。炎天下の中をカメラマンたちと重い機材を担いで駐車場から土手を歩き、彩湖のほとりまで移動する。全身から汗が吹き出る。

もちろん、大会に出場しているアスリートに比べれば、大したことはないのである。

写真左がトライアスロン大会のスタート地点。バイクとランの2種目だけなので、正確に言えばデュアスロンという。

たっぷり汗をかいたあとで、今度はカメラのセットを手伝う。とにかく暑くて、たまらない。川面を渡る風も少しだけ吹いてきて、一瞬だけ涼しいと思うこともあるが、陽射しが圧倒的に強いのだ。

小一時間かけ、カメラをセットして、あとはモデルさんが走ってくるのを待つだけである。そう思っていたら、来た、来た。おお、見事な走りっぷり。シニアの部門で、数多く優秀な成績を上げているトライアスロン界の有名人である。

カメラマンは、軽快にシャッターを切る。私もその近くでデジカメのシャッターを押す。


<左>モデルさんになってくれたおじさんです。
<上>エードステーション。いわゆる給水場なのです。

広告のタイトルというか、サブコピーは、「ひとりでいる時より、大勢でいるときの孤独のほうが辛い。」というものである。このおじさんも走っているときには孤高の人なのだが、たくさんの人々がサポートして走れるわけで、たった一人で走っているとは感じていないのである。それにしてもお元気で、今後も末永く走ってほしいものだ。

(以上、2002年4月作成)





ところで、最近また近くまで来た用事があったので、彩湖に寄ってみた。9月の夕暮れ時である。上の写真のパグという犬(ダイちゃんというらしい)が水に入っていて初めて分かったことだが、彩湖は思ったよりも浅いことだ。中央部はもちろん分からないが、ダイちゃんは泳げないので、水辺でしか遊ばないらしい。



(ソフトボールのグランド。園内にはそのほかにテニスコートやバーベキューの広場もある。)


(水辺に加えて豊かな森もある。広いので、サイクリングなどには最適だと思う。)

2005/9/15 Zaki

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