「俺たち2」管理人による戯言

そんなに偉いんかい!
会議とお客さんとどっちが大事なんだい!
なんでもいいから早く電話してこいっ!!


ただいま会議中です
そりゃそうかもしれんけどね、急いでるんや。
ちょっとかわっておくれやす!




企業に電話し、担当者に取り次ぎを依頼すると、「少々お待ちください。」と少し待たされ、「あいにく、外出中でして・・・。」という返答が多い。ま、本当に外出していることもあれば、「忙しいから外出中だ!」と言っておけ、ってなケースもある。最近、友人だからあまり大きな声では怒れないないけれど、つーか、このネットに載せる時点でバレバレだけどもね。と、とにかく、友人の会社に電話して、急ぎだからと告げて、電話の取次ぎをお願いした。すると、「少々お待ちください。」という受付の女性の声とともに、電子オルゴールがサザンかなにかの曲を奏で始めた。ったく、本当は、急ぎだから至急お願いしたいということも伝えてもらおおうと思ったのだが、「少々お待ちください。」と言えばさっさと電話を保留にしてもいいと思ってやがるんか、最近の受付は。

で、少し待たされたら案の定、「大変申し訳ないのですが、○○は外出しておりまして、戻りは夕方になってしまうのです。いかがいたしましょうか。」などと言っている。うーん、果たして本当なのだろうか。以前奴は月末になると、仕事の効率が下がるということで居留守を使うことが多いと言っていた。そこで、私は、「幕張の柴○だけど、急用だ、と言ってくれ。」とやや声を荒げてその女性に言った。すると慌てて、「かしこまりました。すぐにお伝えします。」と返事がある。一応、受付としてはまあまあの出来かな。

で、ほんの1〜2分で友人から電話が掛かってきた。ナンバーディスプレイが無いから分からないけれど、どうやらオフィスのような雰囲気である。私は用件を伝え、その直後に、「あのさ、さっきは居留守だったんじゃない?」とカマかけたように尋ねた。「あ、ばれた?わりぃ、わりぃ、忙しかったんで。」と友人は笑っていった。屈託の無い彼の笑顔も浮かんできた。まあ悪く言えば無神経な奴である。

電話が終わった後、急に腹が立った。こういう奴が世の中たくさんいるんじゃないかと思った。何故なら、最近もある業者さんの居留守で非常にマズイ事態になり、あるお客さんを猛烈に怒らせてしまったことがあったばっかりなのだ。特に納期が近づくと急に連絡が取れなくなる業者さんというのが、私の近辺だけかもしれないけれど実に多い。その半分は居留守じゃないかと疑ってもいる。自分が仕事が欲しいときには調子よく電話かけてくるのに、納期が近くなると不思議なことに必ずといっていいほど外出しているのだ。

その居留守に匹敵するくらいタチの悪いのが会議ってやつだ。「ただいま会議中でございまして、、、、」って、いくら丁寧に言われても、そりゃそっちの都合だろう、と思ってしまう。かつて、仕事上のトラブルで、私がA社に猛烈に抗議したときがあった。その対処策を電話で何度かに分けて話しているときだった。急に、相手の担当と連絡が取れなくなった。その理由が、会議である。外出よりタチが悪い。なんせ、会社にいるわけだ。自分のところの都合で会議をしているわけだ。だから、大事な案件があるときには電話口に出られないわけがない。会議中だろうがなんだろうが、とにかく客の電話には出るのが常識だろう。

「こっちは、急いでるんだよ。会議を中断して電話に出るように言ってくれ。」と受付の女性に依頼すると、「少々お待ちください。」と言って5〜6分電話が保留になる。そして、「あいにく、重要な会議なので。申し訳ありませんが。」と馬鹿丁寧に電話の取次ぎを拒否する。「申し訳ないけれど???」と思い切り語尾を上げてわざと復唱すると、「会議が終わりましたらご連絡差し上げます。」と言う。いったいどうなってるんだ。

自社の会議が何よりも優先されているのって、なんかおかしくないかい?それって、結構あるよね。一流会社ほどあるかもしれない。なにかっちゅうと会議、会議。年中無休で会議やってる会社もある。数人しかいない会社でも往々にしてあるな、そういうこと。実際に本当に重要な会議かもしれないけれど、ちゃんと電話に出ろよ!!会議が多少延びたとしてもまずはお客様の電話を優先しろよ!!俺のいた某社でも、会議中はケータイの電源を切っとけと言われたりする。営業のケータイがあっちこっちで鳴ると実際議事進行がめちゃくちゃになる。困ったもんだ。ま、仮に会議室にいても、どんどん取り次ぎを要求してくるので、行ったりきたり大変になる。が、しかし、自社の会議よりもお客さんの連絡を優先していたはずだ。決して、偉そうに「会議中です」なんて言わせなかったはずだ。

しばざ記196 (2006年12月4日 記)
誤字、脱字、稚拙な表現力、その他は、何卒ご容赦ください。


<<< 前の記事 次の記事 >>>