「俺たち2」管理人による戯言



横山ノックさんが亡くなった。上方お笑いの大物だ。最後には晩節を汚してしまったが、でも、偉大な人には違いない。その少し前に亡くなった植木等さんが、神格化されつつ語られるのに対して、ノックさんの場合は、例の不祥事があったせいで、必ず悪いこととワンセットで語られてしまう。勿体ないことだ。


京成津田沼駅内の激安ラーメン
安いからって、立ち食いだからって、馬鹿にしないでくれ

立ち食いそばを一番食べていたのは十代の終わり頃、そして二十代。三十代も結構食べていたかもしれない。しかし、四十代になってから極端に少なくなった。だから、立ち食いそばは電車で出かけた時に意識的に食べない限り、縁が無くなってきた。

昨年など、おそらく年間2回しか食べていない。ところが今年はもう10回以上は食べているかもしれない。このペースで行けば年間20回くらい食べそうだ。何故急に食べだしたかといえば、ここ数年あまり食べる機会が無かったことの反動かもしれない。

1ヶ月くらい前、都内のある駅で時間が無かったので、昼食に天ぷらそばを食べたところが、結構うまかった。麺もつゆも及第点だった。その好印象が持続していて、それで急に立ち食いそばを食べるようになった。

そう、昔の立ち食いそばはあまり美味しくなかった。関東特有の真っ黒なくらいの濃い醤油。出汁がなんだか分からないくらい濃かった。どうもそれが私は苦手で、「小諸そば」(チェーン)に出会わなければ、立ち食いそばと縁を切って、吉野家や松屋の牛丼一筋になってしまうところだった。(笑)

ところで、立ち食いそば屋にはラーメンのメニューもあって、それが結構まともな味だったりする。でも、立ち食いのくせに(笑)、400円とか500円する。それならば、あと100円か200円払って、ちゃんとしたところで食べたほうがよほどいい。でも、京成津田沼の駅構内のその店のラーメンは300円だった。めちゃ安い。みそラーメンも300円だ。(右上写真)

安いとなると、早速食べてみたくなる。食券を買って店内に入る。外から見るよりも中は意外に狭い。5〜6人入ったらきゅきゅうという感じ。当たり前だけど椅子は無い。いや、最近は立ち食いといっても椅子があるケースが多い。ここは完璧に立ち食いなのだ。

 
店内には私のほかに先客が一人。しかし、ちょうど食べ終わったところで、結局私だけになってしまった。土曜の夕刻だから空いているのかもしれない。厨房にはおばちゃんが一人。麺を茹でているのが見える。その後一人お客さんが入ってきた。

ところで先ほど、立ち食いそば屋のラーメンの話から入ったが、このお店は中華がメインである。たぶん、そばは扱ってないと思った。店ののれんにも「らーめん」とだけ書いてある。そば(日本そば)の表記はまったく無い。

主なメニューは、「みそラーメン」と「ラーメン」が300円。「焼きそば」が350円。「ビーフカレー」が400円。「マーボなす丼」が500円。一番高いメニューは、「中華丼」の550円だ。

メニューは左上の写真からであるが、その他のメニューもあるのかどうかは不明(忘れた)。



5〜6分待って、私の注文したラーメンが出てきた。内容は上の写真の通り。あっさり鶏がら出汁のしょうゆのスープに、細いストレート麺(いや、やや縮れているかも)。チャーシュー、メンマ、海苔、刻みねぎの具が乗る。

チャーシューは薄めだったけど、3枚入っていた。偶然かもしれないし、一人だけだったから、サービスしてくれたのかもしれない。とにかく300円とは思えないほどちゃんとしている。麺はしっかりとしたコシ。まあ、スープは化学調味料で味を整えているかもしれないが、それでも、かなりうまい。下手な600円くらいの値段のお店よりうまいんじゃないか。ちょっとやばいすっよ。

安くてうまい、こういうお店に出会うと、なんかとても幸せな気分になってしまうのだった。俺ってなんとも単純な生物なんだろう。(笑)

2007/5/6
しばざ記 241

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