アメリカで販売しているカップヌードルは麺の長さが日本の半分だという。その理由としては、日本のように箸で食べるのではなく、フォークで食べるのに都合がいいということと、もうひとつの理由があるう。さて、それは何か。
という問題を昨夜のクイズ番組(テレビ)でやっていた。音を立てて食べてはならないというマナーの問題という回答もあったが、正解は麺をすするという食べ方の習慣が無いから、という。そういえば、確かにスパゲティもくるくる巻いて、しゅるしゅるっと食べるのではなく、どちらかといえば、ぱくぱくと食べている感じだ。
なるほど、納得。いいや、納得はするけど、せっかくの麺なのに、ずずーっとすすりながら食べるあの感じが出来ないなんて、物凄くつまらないのである。麺は、特に、そばはずずーっと一気にすするのがオツなのだ。そばの風味と出汁の効いたつゆの味に加えて、あのずずーっとして、つるつるっという食感こそが醍醐味なのである。
時々、ああ日本人で良かったと思うことは多いけれど、またひとつ加わったな。麺をすする食文化があって、本当に良かった。
2007/11/1
しばざ記 331 |
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