一時、部屋の中がギターだらけになるという事態に陥り、上の写真のギター(クラシックタイプ)は疎開していたのだ。疎開先は実家の私の部屋。実は、その実家にも数台のギターが置いてある。ギターというものは、無いと寂しいのに、あれば、まことに邪魔である。はっきり言って、嗜好品であるが故に無くてもいいわけだ。とは言うものの、十四歳くらいのときに貰ったギターを抱えてからこの歳になるまで、弾かない期間はかなりあっても手元にギターを欠かしたことが無かった。
たぶん、私のご近所の音楽好き、特にベイタウン中年バンドのメンバーは私と同じどころか、凄い高価なギターをいつも手元に置いているのだろう。ははは。
さて、ギターの数も減ってきたので、そのクラシックギターが疎開先から戻ってきた。久しぶりに鳴らしてみたら、結構いい音がするのである。疎開する前には、あまり鳴らないギターだなと思っていた。それに、色合いも安物っぽくて、前オーナーが(本番用ではなく)練習用に使っていた理由がなんとなく分かったような気がした。ペグ(弦を巻く器具)も壊れていたので交換した。メーカー名はマルハ楽器。ブランドは、ハシモト・ギターである。
どうやら、実家の私の部屋はギターにとって、いい環境なのかもしれない。通風がいいのである。悪く言えば、隙間風が吹く木造建築の家。仕舞うときにワックスをかけたのも功を奏して、いい色具合に成長している。前オーナーが所有していた十数年、いや、数十年に、私の実家で寝かした約4年(最初の1年は手元に置いていた)が加わり、アンティークな雰囲気も出てきた。これで奏者の腕がちゃんとしていたら、千葉ギターアンサンブルさんの仲間入りが出来るかも。(笑)
2008/3/5 しばざ記 423 |
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