俺達のコラム
クラシックを卑下するような書き方はやめなさい


「反論です」
Zakiさんの一連のコラムを読ませて頂きました。ロックに傾ける情熱は素晴らしいものだと思います。私もロックを聴きますし、むしろ日常巷で流れている音楽は全てロックだけのような気がします。しかし、クラシックこそ本当に聴く機会がなかなか無いのではないでしょうか。私は好きですから、暇になったときステレオのスイッチを入れて聴くことが時々ありますけれど、積極的に聴く方以外の一般の方々にはだんだんクラシック音楽は縁遠いものになりつつあるような気がしてなりません。Zakiさんがおっしゃるように、ロックを軽視している方々も確かにいらっしゃるでしょうけど、もっとクラシック音楽は軽視されていることが多いのではないでしょうか。Zakiさんの書き方にもなにかクラシックを卑下しているような意図があるようで気になります。とっつきにくく、なにかとてつもなく高尚な趣味のようなイメージがクラシック音楽についてまわります。あるいは、一部のマニアの方々のためだけの音楽のような気がします。それはZakiさんのせいではなく、世の中の風潮なので仕方ないのかもしれません。しかし、ロックを演奏する場や聴く場が少なくて、クラシックがあたかもその逆であるような言い回しには納得できません。またZakiさんのおやりになっている活動も酷く偏ったものではないかと思います。自己満足のみを追求するイベントであれば、仕方ないかもしれませんが、ジャンルに拘らずに音楽全般をもっと底上げしてくださるようなイベントであればもっと多くの方々に支持されるのではないでしょうか。小学校では必ずクラシック音楽の勉強をします。それは音楽の基本だと私は考えています。音楽は基本をきちんと学ぶことでもっと素晴らしいものになると思います。かっこよいからという理由で、基本を学ばずにすぐにロックやジャズなどの音楽へ走ってしまうのは子どもたちにもよくないことです。ご一考願います。

(2005.2.27 ベイタウンのクラシック愛好家より)


<<< 戻る


俺達のコラム