「俺たち2」管理人による遠距離通勤マガジン

「セカチュー」観ちゃいました。いや、こういうタイプって観ないのですけど、妻がテレビを独占してたんで、拙者は密かにPCルーム(といっても息子の部屋と兼用)で、巨人×阪神を観ていたのに、あまりにも巨人が不甲斐ないので、いつの間にか「セカチュー」に切り替えて・・・。(笑)
いや〜、感動しました。こういう純愛ものって久々だったんで、少し泣けた。ウソコケ!という声も出そう・・・かな?


少し弱いのが好き!
強すぎるのが嫌いになるのは日本人だからか?



いや〜、今週はまいった!さすがに徹夜が続くとキツイ。待ったなしの仕事って、なんでこんなに多いのだろう。と、実は今も締め切りと闘っているところなのである。しばし、コーヒーブレイク。実際にはビールブレイクか。(笑)

それにしても、右上の小さい窓のところにも書いたけど、セカチュー(ピカチューは息子が好き)にもまいった。じーんときてしまったぞ。どうせ、三流映画だろうと高をくくって観ていたのに、完敗である。しかも、若造のドラマなのにさあ。いい歳こいたおやじが、ぐっとくる涙をこらえてたなんて。(そういえば、最近ドライアイなのか、なかなかいいタイミングで涙が出ないな。)

薄幸の美少女が・・・というクダリは昔から多いパターンで、メロドラマとしては在り来たりなのである。そう、ストーリーは現在と過去を行ったり来たりしていてうまく作ってあるけど、決して難解じゃなく、ごくごくシンプル。最後にトドメを刺すオーストラリアでテープを聴くシーンなんて、おいおい、ちとあまりにも現実的じゃないぞ、と言いたいが、でも必死に心の嗚咽を誤魔化していた私。

更にテープを届けていた女の子が偶然にも恋人を亡くした主人公のフィアンセってのも、おーい、ちょっとマジかよ〜!と叫んでしまうのだが、これもまた交通事故に絡ませた秘話があって泣かせるわけだ。くそ〜、完全に術中にハマっているわ、こりゃ。いかん、いかん。先日放送された「黄泉がえり」でもヒロインが死んじゃうんだけど、どうも「人が死ぬ」という悲しみをテーマにした映画は涙腺が緩んでいかんな。

セカチューを知らない人にはまったく興味無いわけだから、この辺で次の話題に行きたいのだけど、ちょっと教えて。発音はセカチューでいいのか?それともセカチュウ?ベイタウン中年バンドはベイ中(ベイチュウ)だからセカチュウが正式なのか?読者の皆様でご存知の方がいたら教えてください。え?ネットで調べろって?そうか、そういう手があるな。後で調べてみよう。なんせ、セカチューだか、セカチュウだか解決しない以前に、私はこの映画の存在も知らなかった。いや、なんか誰かに聞いたような、聞かないような、そんなレベルである。

そうそう、この映画を観ながら夏目雅子さん(故人)のことを思い出してた。ところどころ、彼女の話なんじゃないかと思ったくらいである。彼女が亡くなる数ヶ月前、どっかの週刊誌のスクープに、病院の前の建物だか屋上から撮った(盗み撮り)病室の中の彼女の写真(記憶ではマスクをしていたような気がする)と今夜観たセカチューのヒロインがオーバーラップした。

つい半年くらい前に夏目雅子さんを起用したCMがあった。(ぽつり)

QPさんの病室から夫に充てた手紙にも泣けた。あれはドラマでもなんでもなく、現実にあったことだ。この映画(セカチュー)をきりんさん(QPさんの夫)は観たのかな。ひょっとして、セカチューのことを聞いたのはきりんさんからだっけ。
http://www.oretachi.jp/qp/qp_06.htm

さて、やっと表題。例によって、表題だからといって、見事な論理を展開するわけではないし、知識をひけらかすわけではない。単なるタワゴトなのだ。

前々から思ってたこと。それは、プロ野球チームにしろ、プロ野球の選手にしろ、サッカーの選手にしても、大相撲の力士でも、どうも私が好きな、贔屓にしているチームや選手はことごとくダメなのだ。何故なんだろう。もっとも、ダメっていってもプロの選手だから、そこまで昇ってくるだけでも大変なことなので、単なるくたびれちまったおやじが、ダメって言うのも変だけど、とにかく好きな選手はどうも弱すぎる。こどものときからそうだった。あまり記憶になく、後から備わった知識なのかもしれないけど、大鵬、柏戸の時代には柏戸を応援していた。巨泉、前武を比較すると、一時芸能界を締め出された同然の前武が好きだった。(その後の11PM時代の巨泉は大好きだったけど)

競馬(今はもうすっかりやらなくなった)にしろ、2番、3番をご贔屓にしてることが多くて、なかなか一着を当てられない。だったら連複はイケルじゃん!と仰る方、これがまた難しいのだ。まあ競馬はとっくに足を洗ったので、別の例を上げるとだな、会社の人事関係。同じセクションに優秀な上司が2いるとする。両者とも甲乙つけがたい実力者である。会社というのは、有りそうでいて、無さそうでいて、実は派閥はある。私もお世話になった上司がいて、いつの間にか親衛隊のような位置にいた。しかし、ちょっとダメなほうの上司だった。ある事件をきっかけに、その上司は失脚した。一旦下野して、その後また勢力をぶり返して、ということも期待したのだが、ついには退職してしまった。

私は、どうも貧乏くじを引くのが得意なようである。しめしめと思ったことなんて、おそらく通常の成人男性の半分以下ではないかとさえ思ってしまう。いや、それは冗談だけど。しかし、どうしてこんなに弱いのが好きなのか。田淵だって、私が小学校時代には凄い活躍をしていて、大好きな選手だったのだが、同期の山本浩二のほうが余程成績は良かった。長嶋だってそうだ。実際には王のほうが圧倒的に強いのに、それは私だけじゃなく国民の多くが長嶋のほうばかり応援していた。あの大きな空振りをした後、日本国中が一斉にタメイキをついていたと言っても過言ではないだろう。

この弱いもの好きというのは、きっと日本の国民性なのではないだろうか。強いものへの憧れもあると同時にチャレンジャーの立場にいるものをより応援するのがお国柄なのではないか。やや下り坂のジャイアント馬場を応援していたのもそんなところか。逆に一番は、やや嫌いな傾向にあると思う。一時の北の湖がそうだった。今だったら朝青龍だな。北の湖はもう手もつけられないくらいに強かった。それにあのふてぶてしい仕草に、なんと愛嬌の無いあの顔。大横綱なんだけど、嫌いだという奴が多かった。

まあ、私もごたぶんにもれず、北の湖は嫌いだった。いや、嫌いまでは行かなかったけど、クンロク大関と馬鹿にされながらも頑張っていた貴ノ花を応援する以上は北の湖が嫌いになるわけだ。しかし、今や大相撲の理事長。会社だったら、間違いなく彼に寵愛されていたほうが出世できるのである。でも、会社の場合、北の湖みたいな人にぴったりとくっついてゆくというのは難しいかもしれない。いや、仲良くなってしまったら、むしろ扱いやすいのかな。また野球に戻るが、強い巨人も私は巨人ファンでありながら煙たかった。2位から3位で争っていて、一歩ずつ頂点を目指してゆく、というポジションが好きなのである。

待てよ。と、しばし考える。数分経過。先ほど、弱いものが好きなのは国民性、とうっかり発言した。しかし、早々と撤回する。よくよく考えてみれば、一番強いものにも憧れている反面もある。やはり何故なら、百獣の王と言われるライオンが好きだとか、それは例えが悪いか。でも、千代の富士は強かったけど、抜群の人気だったし、松井秀樹もバシバシ打っていると人気もどんどん上がるし、イチローだって打率トップなのに、イチローを嫌いな人ってあんまりいないだろうし。そう考えると、表題の「少し弱い奴が好き」というのは一般論じゃなくて、私だけの好みの問題なのだろうか。

昔から言う、「巨人、大鵬、玉子焼き」。今だったら「阪神、朝青龍、銀だこのたこ焼き」か。最後の食べ物は疑問だな。どうでもいいけど、このページの着地点が分からなくなってきた。そろそろ眠くなってきたし、この辺りで終わりにしよう。やや、もう3時を回っているではないか。昔だったら木曜深夜(金曜午前)はオールナイトニッポンでアンコウがDJだったけ?ううう、それともてっちゃん?記憶が薄れてるなあ。金曜がカメで、、全然違うかな。月曜の糸居五郎は間違いないよね。結局、日本人特有の・・・なんて偉そうな表題の割りには寂しい結末だった。ま、これもまた私のスタイルだから仕方ない。

では、では、おやすみなさい。いい夢見てね。明朝はまたまた早起きせにゃならない。寝る時間が無いじゃん!!ハードな一日になりそうだ。とほほ。
そう言いつつ、セカチューの余韻が残っているのだった。

2005/9/30 3:21 AM


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