世間ではあらゆる事象が次々に起こって、そして思い切り速いペースで過去になってゆく。カルト集団の麻原の死刑が確定したのは最近のことだけど、しかし、とっくに過去になっている。安倍晋三が総理大臣に決定したのも数日前なのに1ヶ月も前のように感じる。稲毛海岸の野外音楽堂でのライブなんて、もう10年前のことのようになってしまった。何度かスタジオのリハをやった7月の日々が懐かしい。ほんの1ヶ月半前のことなのにね。秋だからというのもあるのかもしれない。秋に夏のことを思うと、ずいぶん昔のことのように感じるのだ。それは私だけだろうか。
またまたご無沙汰。つうか、このシリーズのインタバルは約1ヶ月というのが定着してしまったようだ。ネタは結構多いのだが、他に文章を作る仕事がたくさんあるので、どうしても、お遊びで日記を書くのは後手後手になってしまうのである。しかも、超手抜きだし(ん?手抜きって、使ってもいいんだっけ?)。まあでも、泣きながら作る仕事の文章とは違って、「しばざ記」はお手軽でいいわ。誰が読んでくれるのかわからないのもいい。ごくごくたま〜に感想のメールを頂くのも嬉しい。
そうだ、もうそろそろ1ヶ月が経ってしまうが、ベイタウン・ジャズ・ストリートのことなども書きたかったけれど、時間の経過とともに、書く気力が無くなってしまった。あれは我ながら素晴らしい企画だったと思う。ちょっと自慢。多くの方々に助けて頂いたことにも感謝。ベイタウンとジャズは物凄くマッチしている。広場でなく、ストリートというのがまたいいのだ。道路を使用してイベントをやるのは実際問題として難しい。でもまたやってみたいね。
書くことといったら、栗本修(ジャズピアニスト)のマネージャー(いんちきマネージャーなのだ)をしている部分も少し語りたいので、まあそれはぼちぼち書いてゆくとして、埼玉SUBARUさんのライブのことは忘れないうちに記述しておく必要がある。別途、テキストを打っておこう。人にはなかなか伝えにくい感動もあった。そうそう、宮原永海ちゃんが言ってたけれど、「Reason」の再リリースがあるかもしれない。宮原ファンには嬉しいお知らせだ。
ということで、やっと本題に入る。麺、いや、なんでそんなものがテーマなのかっていうと、恐ろしいほど麺にハマっている。ベイタウンの友人のベースのマッキーのラーメン通には遥かに及ばないが、私もかなり麺を食べている。そのわけは2つあって、ひとつは好きだから、もうひとつは仕事だから、である。
私はスーパーに行くと、乾麺のコーナーに行って、まだ食べていないメーカーの「そば」や「うどん」を買う。割と高いのもあるし、安いのもある。メーカーもさることながら、生産地もバラバラで、いや、日本全国に製麺工場ってあるのだな、と驚くほどである。またパッケージデザインも色々あって面白い。麺のメーカーなんて、いちいち覚えていないので、スーパーで手に取る商品はパッケージを見て、「美味そうだ」と思ったものである。たぶん多くの消費者の購入動機はそんなものじゃないだろうか。従って、パッケージのデザインは味以上に重要かもしれない。
最近買った中で印象的だったのは、五木食品という熊本のメーカーの出している「つゆ」付きの「ざるそば」。100円ショップのダイソーで買った。即ち税込みで105円で買ったのである。これ、乾麺で棒状の例えばマルタイラーメンのように、つゆがついているのが珍しい。いや、珍しいと思ったので買ったのだが、その後、同じくダイソーに違うメーカーから出している同じ形態の「ざるそば」や「うどん」が売っていることが判明。これも買った。メーカー名は「スナオシ」という水戸の会社である。
そのほか、本場長野県の「そば」や、福岡県にあるメーカーの「そば」などを立て続けに買って食べている。私のクライアントである茂野製麺の製品も買っている。ビバホームの隣に出来たスーパーマルエイで安売りいていた。もちろん、色々な製品を食べ比べして、私なりにデータを取っている。しかし、いくら食べても舌が肥えているわけではないので、微妙な味の違いはわからない。大雑把な所感を私なりにメモっているだけである。麺類だったらどれもおいしく感じてしまうので、評価にそれほど差が無いというのも困ってしまうところだ。
さて、その五木食品の「ざるそば」は割りとイケた。うまい。付属のスープもいい感じ。クライアントさんがこれ読んでいると、ちとヤバイんだけど、他のメーカーも相当頑張らないと、差別化は難しいのではないか。なにしろ、100円で2束(2人前)、しかもスープ付きなんていう商品が当たり前に出ているのだ。しかも、安かろう悪かろうってことがこの乾麺の業界には無い。経験から言って、安いものでもマズイものってそうない。もちろん高いものはそれなりにうまいのであるが、しかし、絶対にその高級なものじゃないとだめってことはないと思う。(但し、即席ラーメンの激安なものには酷いのがある。)
これ、自分に言い聞かせているのもある。いかにクライアントさんの商品をたくさん売るか。その答えを模索しているのである。安く商品を供給できなければ、競争に負けてしまう。かといって、安売り合戦にしてはならない。何の商売でも同じ。この辺りが非常に難しい。日ごろあまり使ってないアタマをひねり倒して、どうしたら美味しくて、安くて、そして売れる商品を開発するか、真剣に考えている。
また、茂野製麺さんとは、近々「ベイタウンラーメン」というオリジナル商品のことで色々絡んでゆく。まだどうするという具体的な段階ではないが、関わる以上はめちゃくちゃ美味いラーメンを作りたいと思っている。その為にも、いや、それだけじゃないけれど、色々なところでラーメンを食べ歩いている。着々とデブ路線を歩んでいるのである。
(2006年9月20日 編集) (2006年9月23日 ちょっと改訂) |