復活!初代モバギっ! テキスト入力マシンはこれがイチバンなのだ |
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再びモバイルギアを引っ張り出してタイピングしている。それも、初代のものだ。殆どテキスト入力の機能しかないのに、これがまた偉く重宝している。コンパクト性が抜群にいいのだ。その後のモバギ(モバイルギア)も実は所有している。最近、まったく使っていないから、果たして電源が入るかどうかも分からない。Windows CEというのが入っているやつだ。Windows 98の頃だっけ。更にその後釜のWindows CE IIも出ている。殆どPCのOSに近い。それにカラーだからということで、計3台のモバギを所有しているのだ。
だが、その頃から、普通のノートパソコンがどんどん薄型になったし、値段も落ちたので、私のモバイルライフ(ちと、大げさか)は、普通のノートPCに取って代わった。シャープの電子手帳、同じくシャープのザウルス、NECのモバギ、そして、ノートPCと変遷している。今から7〜8年前くらいには時々馬鹿でかいノートPCを持って電車に乗っていたこともあったが、今のノートは薄くて、軽くて、いいね。それと、消費電力が少なくなったのか、それともバッテリーが良くなったのか、当初電車の中でバッテリーのことばかり気にしていたけれど、最近はそんなこともなくなった。
更に携帯電話の進化かどうか、私にとっては因果関係はそれほど無いのだが、PCを電車の中で使っている人をあまり見なくなった。私もまったくといっていいほど出歩くときにノートPCは持たない。だが、最近、ドキュメントの制作が増えた。長々とした、こんなの誰が読むんだよ、みたいな企画書を作るのも多くなった。そういった時に、この初代モバギが役に立つのだ。
初代モバギは、機能が殆ど無いからいいのだ。下手に色分けできたり、文字の大きさを変えたりする機能がついているだけでも、ついつい印刷イメージを気にして、時々プレビューを見てしまうから、効率が悪い。「しばざ記」は出先で書くと物凄く饒舌になる。なぜだかわからない。でも、そんなわけで、十年以上も前のモバギが活躍しているのである。あ、こういう話って、以前に何回か登場したかもしれない。今回で299回目。内容がダブっても仕方ない。許してちょんまげなのだ。
ところで、「しばざ記」をブログにしたほうが良いというご意見がちらりほらり。ブログにしたほうが体裁もいいし、使い勝手がいいからと薦めてくださるのだ。確かにそうかもしれないし、いっそ、そうしようと思うこともしばしば。だけど、下手にレスがつく機能があるだけで面倒だ。場合によってはお祭り騒ぎになってしまうし。この「しばざ記」は、一方通行でいいのだ。もちろん、メールを頂戴するのは嬉しい。だから、メールでのご意見は間接的にだけど公開している。もちろん許可を頂いてだ。やばい内容、ときは猛烈な抗議などは、内緒にすることもある。「きっこの日記」みたいにはなりたくない。ま、そんな感じで従来どおりやってゆきたい。多少はマイナーチェンジしてるけどね。
今、これを書きながら思い出した。初期の頃の読者にQPさんこと富田みのりさんがいた。彼女は拙文を喜んでくれた。それは文章そのものを褒めてくれたのではなく、単に笑いのツボが同じというだけの話だ。そう、笑いのツボが同じというのは凄く嬉しいことだ。誰でも笑うのではなく、特定の人だけがにんまりする、というのを心掛けている。理想的なのは、にんまりするけれど、やれやれ、という感じだろうか。その彼女、3年前に他界している。生きていれば、お笑いのこともそうなのだけれど、色々な分野でご助言を頂けたのになあ、と残念に思うのだった。
むむむ。なんかな長文になってきた。凄いでしょ。種明かしすると、この文章は一気に書き上げているわけではなく、今もそうだが、お客さんと待ち合せの時間が生じて、喫茶店に入る度に余った時間にタイピングしているのだ。それにしても、スタバは若い女性が多い。まさか私がこんなことを打っているとは思わないだろう。このページの書き始めは4日くらい前だ。だから、4日かけて、ここまで到達している。文章の書き始めとでは日付も環境も異なるし、心理状況もまったく異なる。別に義務感で書いているわけでもないし、とことん面白い文章を書いてみようとも思っていない。何もしないでだらだら過ごすよりは、文章を作っていたほうが落ち着くという、そんな感じだ。さて、そろそろ打ち合わせに店を出ることにしよう。
2007/9/17 しばざ記 299 |