単なる中年おやじによる戯言
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みかん
この季節に出てくるまだ青い皮のやつが美味。

なんだかんだといって、涼しくなった。まだ家では半袖・半ズボンだし、気持ちは夏が終わったくらいに考えていた。しかし、妻が買ってきたみかんを見て、ややや、10月なんだと思い直した。いくら季節感が無くなった時代といっても、みかんは秋から冬にかけて食べるものと我が家では決まっている。そういえば、先日は栗ごはんだった。味覚の秋だけど、ひとつずつ初物を食べる度に、夏ではないことを決定付けられるのだ。そうだ、もう冬が近いのだ。今年も終わりが近いのだ。うーむ。寂しい。


銀杏の実
銀杏と書いて「イチョウ」と読んだり「ぎんなん」と読んだり

みかんと同様、この季節になると秋を感じるのが栗、きのこ、そして”ぎんなん”なのだ。”ぎんなん”は大抵買ってくるものだけれど、写真は、お袋が木更津のどこかの神社の境内で拾ってきたもの。まあ、拾ってくるのは簡単なのだが、その後、果肉を取り除き、ご覧のような状態にするのが大変なようだ。そういえば、子どもの頃、クルミの木の下で、落ちていた実をごつごつした石ころを使って、やはり果肉の部分を削ぎ落として、よく見かけるクルミの状態にしたことがある。相当苦労したし、手がまっ黄々になって、石鹸で洗っても落ちなかった。”ぎんなん”もたぶんそんな感じなのだろう。


壊れたケータイ
ずっと使っていると愛着みたいなものがあって捨てられない

このケータイは、4年前に使っていたものだ。小型で、使い勝手が良かったので気に入ってた。だが、ハードに使っていたから液晶漏れを起こし泣く泣く新しいものに買い換えた。どちらにしてもバッテリーに寿命が来ていて、バッテリーを買い換えるよりも新品を購入したほうが安上がりという変な実情があた。そのときは、今までのものには何の未練無かった。しかし、(資源回収の為に)店に返却せず、手元に残っていた。なんでだろう。別に望んでいなかったのにだ。

暫く眺めていた。すると不思議な気分になってきた。また使えないか、などと考えてみた。もちろん使えるはずも無い。ACアダプターもあったので、電源を入れてみた。バックライト(EL)が緑色に光る。いいね。色々な機能をテストしてみた。データは消去されているから無いにしろ、結構遊べた。如何せん前述の通り液晶漏れしているので、表示は綺麗じゃない。中身はどうなっているか。4本のねじを外したら、簡単に分解できた。外側は古くても中身は美しかった。


京成幕張駅周辺
何度行ってもいい街だなあと思うのだ

京成幕張駅の周辺を歩いているだけで、例えば、昔訪れた地方都市の雰囲気で、旅行しているような気分になれる。古めかしい建物の豆腐屋さんや、染物屋さん、小さな居酒屋などがある幕張銀座は、ノスタルジック。路地裏にぽつんとあるスナックや、学生時代に住んだことのあるような長屋形式のアパート、かなり年数の経った錆びたトタンの塀。草がぼうぼうと生い茂る空き地。まるで自分がこの街にずっと住んでいなんじゃないかと錯覚する。幕張はそんな街。ウォッチングするだけじゃ勿体無い。たまには、焼き鳥を食べつつ冷たいホッピーでも飲みに行きましょう。

>>> ベイタウン旅行倶楽部「京成幕張駅周辺」


2007/10/6
しばざ記 313

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