我が家のベランダには水槽に30匹ほどのメダカが泳いでいる。これらのメダカは、少なくとも3年間生きている。毎年どんどん増えてゆくので、ここ2年は増えないようにしていた。なんせ、一時は100匹以上もいて、水槽も3つに分けていたほどなのである。
というわけで、最近はお年寄りのメダカだけになってきた。それでも今年の夏に卵を抱いていたものもいるので、果たしてメダカの寿命や、生殖能力はいったいどうなっているのだろうと、今まで思ってもみなかった疑問も沸いてきている。
以前にも書いた通り、我が家のメダカは私が面倒見ている。いや、私だけしか面倒を見ていない。妻子はまったくメダカに興味を覚えない。視界にも入っていないようだ。メダカの水槽が汚れてきたり、また、メダカが死んで、白くなって、腹を上に向けて浮かんでいても気にしない。
今朝も1匹のメダカが水面を浮遊していた。昨日まではちゃんと泳いでいた。どうして急逝したのかは分からない。昨日は水を取り替えた。しかし、カルキも抜いたし、半分を残して替えたし、悪いことはしていないはずのなのに。やはり、天寿をまっとうしたのであろうか。
そっとすくい上げ、ベランダに置いてあるゴミ袋に入れる。1匹、1匹、ちゃんと供養してやりたいところだが、仕方が無い。今年に入って、天寿をまっとしてだか、あるいは病気になったのか死因は分からないものの、十数匹が他界している。だいたい夜のうちにお亡くなりになって、ご遺体の周辺にはまだまだ元気なメダカが一生懸命泳いでいる。
2007/11/14
しばざ記 338 |
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