パリの妖精といわれた。60年代に「アイドルをさがせ」で大ヒット。その後、「あなたのとりこ」、「悲しみの兵士」など続々ヒットを出す。私が高校受験の時にご贔屓にしていたオールナイト・ニッポンの糸居五郎さんの番組で、このシルヴィの曲が流れていた。明け方に聴く「あなたのとりこ」に、文字通りとりこになっていた。
昨日、実家に行き、自分の部屋の整理をしていたら、フリータイムス千葉というタウン誌が出てきて、何気なくページをパラパラ見ていたら、シルヴィ・バルタンの千葉公演のことが記事になっていた。なんと1977年のことである。
シルヴィ・バルタンと、千葉という組合せが凄い。ベンチャーズの来日公演だったらなんとなく千葉でもおかしくないのだが、フレンチポップスと千葉は一番遠いところにあるような気がする。それに、憧れだったシルヴィが私の認識していないときに、しかも千葉に来てたなんて。
このフリータイムス千葉というタウン誌、千葉のタウン誌の先駆けなんでしょうね。どことなく当時流行していた「ぴあ」の雰囲気。中身もそれっぽいのだが、垢抜けてないのがいい。東京に近い県なのに、なんとなくダサいというイメージがこういうタウン誌にも垣間見ることが出来る。決して、嫌いじゃないけど。
フリータイムス千葉の住所は、今は無きセンプラこと、セントラルプラザ。最近、跡地に新しい商業施設が出来て、かつての面影はない。この当時の価格は100円で、後に150円になる。因みに、この号(35号)には木更津マップが載っている。後の1979年7月号(第62号)にも木更津マップが載っている。編集に当たった方々は今何をされているのだろう。 |