おそらく現在のベイタウン住民で、「むらさき」(村さ来)に一番最初に行った人物じゃないかと思う。まだ「むらさき」が代沢(下北沢の近辺)に1店舗しかなかったときに私は行っている。自慢でもなんでもない。今でこそ居酒屋チェーンとして全国的(?)に有名な「村さ来」も、当たり前だけど、最初は1店舗からのスタートなのである。正確に何年前の話か分からなくなっている。
とにかく「むらさき」は安かった。つまみが、普通の居酒屋の5割から7割くらいの値段だったし、メニューも豊富だった。まだ「白木屋」とか、もちろん「笑笑」、「魚民」なども無かった時代である。ひょっとすると「喜んで!!」でお馴染みの「庄屋」もなかったかもしれない。ああいう雰囲気の店の草分け的な存在だった。ライバルになるかどうか、「養老の瀧」、「酒蔵・駒忠」は「むらさき」よりもかなり前から存在していたが、対象がいわゆるおっさんであり、「むらさき」は若者にかなりアピールしていたところで、路線は異なる。
一番上の写真は、1979年のタウン誌「しもきた」。当初は「むらさき」という店名が、この広告の中では既に「村さ来」になっている。それと、今、「村さ来」のホームページで見たら、創業の地は経堂になっている。前述の通り代沢の「むらさき」が1店舗目だというのは、どうやら思い違いだったようだ。因みに、経堂の「むらさき」にも行ったことがある。現在「村さ来」は加ト吉のグループ。
下の写真は1979年のメニュー。 |