「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
しばざ記
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「はじめてのボックス席」
相撲のさじき席みたいなもの?
ビールをぐびぐび飲みながらゆったりと、とても痛快な野球観戦ができるのだ!

千葉マリンスタジアムに今季から登場したのが、ランチボックス席。5人一組がゆったりと野球観戦できる。テーブルに飲み物やらお弁当やツマミなどを置けるのが嬉しい。普通の席よりは確実にチケットは割高になるものの、下手な飲み屋に行って愚痴ばかり言い、帰りには思いのほか財布が軽くなっているというのに比べたら、健康的だし、ストレス発散には絶対こちらのほうがいい。ただ、ついつい飲み過ぎてしまうのだ。

4月15日、嬉しい嬉しい我が家で初のランチボックス席。いや〜実にいい場所ですな。元々は三塁の内野指定席だったところ。肉眼でもノムさんのご尊顔をはっきりと拝することができる。おっと、そうそう、この日はマリーンズ対イーグルス。序盤はなかなか点が取れないマリーンズ打線で2点のリードを許したが、大松の逆転3ラン、後半追いつかれそうにはなったものの、7対6でなんとか逃げ切った。勝利投手は小野。これでマリーンズは久々の5割復帰。

ということで、勝利の美酒に酔いしれたのはもちろん。ボックス席で観戦したこともあって、非常に幸せに包まれた日だった。周りのお客さんもいい人たちだった。別のボックス席のお兄さんが、「これ余ったから使って。」と、息子にジェット風船をくれたり、前のボックス席のおじさんが、鼻で風船を膨らますパフォーマンスをしてくれたり、「GO!GO!大塚っ!」と、ユーモラスに踊りながらの応援を我々の前で披露してくれたり、その応援に周囲も注目し始め、やんやの喝采がおきたりと、ボックス席同士のコミュニケーションがいつの間にかできていた。

その鼻で風船を膨らませていたおじさんは、ちょっと、いや、かなり酔っ払っていた。ひときわ大声で誰へというわけでもないのに、解説してくれたり、ふらふらなのに、踊りながら応援していたので、周囲は爆笑の渦。更には上のVIPのボックス席(室内で観戦できるのだ)からお声がかかり、そして壁をよじ登り、いつの間にかおじさんはVIPのボックス席で、ちゃっかり飲んでいた。本来のVIPのボックス席のお客さんが彼にお酌していた。周囲は野球観戦どころではなく、そのおじさんの動向に注目していた。おじさんは、VIPの席から大声で「里崎〜っ!」と叫んでいた。

暫くして、そのおじさんは、「取ったぞ〜っ!!」と大声で叫んだ。なにかと思えば、マリーンズの100円で売っている冊子を5、6冊、手に持ち、掲げている。そして、「みんな〜っ!これから配るからなぁ〜っ!!」と叫んでいる。どうやら、VIPボックス席のお客さんから貰ったようだ。そして、するするっとまた下のボックス席のほうに降りてきて、大松が表紙のその冊子を近所のボックス席に配り始めた。我が家も恩恵に預かった。

で、おじさんはまた元の自分達の席に戻って、応援していたのだが、またいつの間にかいなくなって、そして再びVIPボックス席で応援していた。周囲は大笑い。壁をよじ登るところが特に笑える。彼と一緒に来ていた他の4人の人達も、くすくす笑っていた。どうも彼らは慣れているようで、やれやれといった感じ。試合終了時にはまた降りてきて、周囲と握手したり、ハイタッチしたり。私も妻子も彼と一緒に喜びを分かちあった。痛快だった。

ヒーローインタビューが終わり、さて、帰ろうかと思ったとき、VIPボックスの係りの人がおじさんに、「すみませ〜ん、グラスを返してください。」と叫んでいた。おじさんは上のVIPボックス席専用のグラスを持ってきていたのだった。おじさんは、自分の頭をぺんぺん叩きながら、「すんませ〜ん。」と謝っていて、またそれを周囲の人たちが見て大笑いしていた。おそらく、大松のホームランよりも、そのおじさんのことが思い出になってしまうかもしれない。

球場から外に出てから特設ステージに行くと、吉本興業のリットン調査団というお笑いコンビの藤原さんが出ていた。藤原さんはYoshiさんの大学時代の友人だということを聞いていたので、後でご挨拶をして、それで帰宅した。


2008/4/16
しばざ記 444

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里崎、頑張れ!!!
打率はそれほどでもないのに、里崎はここぞという時にいい働きをするのだ。



今江。
エイトマン!!!


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