木更津の実家へ行く。夜、新しく銚子丸が出来たので、そこで老母と一緒に夕食をしようと思ったら、母の知人が「やまと」(木更津では人気の回転寿司)で半額キャンペーンをやっているという情報を教えてくれた。それはいい。早速、やまとのある木更津港へ向かう。ところがだ、現地は物凄く混んでいた。駐車場に入れないクルマが路上に10台以上並んでいた。うーむ。
というわけで、急きょ、竹岡ラーメン(太田店)に行くことにした。仕方が無いからではない。竹岡ラーメンは近々行こうと思っていたのだ。その竹岡ラーメンには実に10年は行ってない。おっと、竹岡ラーメンといっても、竹岡にある元祖・竹岡式ラーメンの梅乃家のことではない。木更津にある竹岡ラーメンなのだ。ややこしい。
店内は、微かな記憶だと、10年前とあまり変わっていないような気がする。ちょっとくたびれた雰囲気に演歌が流れていて昭和の香りが漂う。まさに「昭和枯れすすき」なんていう歌がかかっていた。決して流行りそうな雰囲気はまったくといってないのに、店に入った午後6時過ぎ、結構繁盛していた。注文はラーメンと餃子とご飯のセット。ラーメンは単品で530円と良心的。大盛りは50円増し。これも嬉しい。母は味噌ラーメンと餃子を注文した。メニューも豊富だ。
さて、久々の同店の味はというと、竹岡式ラーメンの梅乃家のように、濃口の醤油がベースのチャーシューの煮汁をお湯で薄め、そして玉ねぎを浮かすというのは継承しているものの、梅乃屋よりも美味しいんじゃなかと思った。出汁が入っているような気がする。それと、麺は明らかに生を使っている。梅乃家は乾麺で、それはそれでいいのだけど、しかし、味はやはり生麺のほうがいい。
餃子は思ったよりもうまかった。310円と、まあ、昨今の餃子専門店からすると少々高いかもしれないけれど、具もしっかりしているし、焼き具合も良かった。味噌ラーメンもなかなかいい。野菜がたっぷりだ。味も良い。むしろ、味噌ラーメンを目当てに訪れても良いかもしれない。650円のコスパは高い。で、結論から言うと、竹岡ラーメン、グーである。イマ風のラーメンに飽きたら、たまには寄りたい。だ。
2011.1.23
右:ボリュームたっぷりの餃子。
右:ビジュアルはこれ。もう十年以上はこの看板だけど、今でもそう古い感じのしないデザインだ。。