「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
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いきなり社員旅行
静岡県に行ったのは、クルマでも電車でもここ3年くらい無かったような気がする。そういうわけで、いきなりの沼津行きは嬉しいのだ。




今朝はマンションの自治会の定例会に出席。地質の専門家に地震関連の色々をお聞きしたりと充実した内容だった。終了したのは12時半。それから慌てて、海浜幕張駅へ向かう。そう、表題の通り、急きょ、会社の旅行ということになった。と、言うものの、旅行に行くのは取締役社長と取締役専務(?)の私の二人きり。しかも、行き先不明。どこにでも行けて、途中下車OKな「せいしゅん18切符」を利用してなのだ。がはは。

切符は社長持ち。即ち、会社からの施し第1号である。分かりやすく言えば、会社設立以来、初めての報酬である。でも嬉しい。切符の有効期限は明日の4月10日まで。そういうわけで、慌てて旅立ったわけだ。さて、どこに行こう。事前に、沼津辺りまで行って、港の近くの海鮮居酒屋に入り、うまい魚の干物なんかにかぶりつきながら熱燗をちびりちびりやりたいと大まかな合意をしていたので、とにかく西に向けて東海道線に乗った。

熱海行きがぎりぎりで乗れなかったので、平塚行きに乗る。東京駅で発泡酒のロング缶とパンとつまみを買って、それを食べながら飲みながら、うたた寝ていたら、いつの間にか平塚駅。そこで乗り換え、後から来た熱海行きに乗る。小雨交じりのあまりぱっとしない天気なので、せっかく小田原から真鶴辺りの海の見える景観もイマイチ。それでも久々の旅行気分は心躍る。

左: 熱海駅。熱海で電車を降りたのももう二十年くらい経っているかもしれない。
右: 熱海で一番賑わう通りなのに、あんまり人がいない。

熱海で小休止。熱海に着いたのは既に夕刻の16時少し前くらい。駅前をぶらつく。線路沿いに桜が綺麗。熱海と言えば故キューピーさんのふるさと。キューピーさんに、来たよ〜っと叫ぶ。そして再び電車に乗り、沼津まで。結局、目的地は沼津だった。それ以上西に行くと暗くなってしまう。沼津駅のホームで16時40分。ま、出かけるのが遅かったんで仕方ねえべ。熱海から意外に近いので驚く。

沼津に立ち寄ったのはずいぶん久しぶり。いったいいつ来たのだろうか記憶を辿ってゆくと、おそらく約20年前がたぶん一番最後だと思う。それ以前も何回か来た。街はあの頃からだいぶこぎれいになっているが、基本的にそれほど変わってはいないように思えた。駅前の広い道を港に向けて歩く。地方都市を適当に歩くのって楽しい。そして適当に出会ったそば屋に入る。幅田屋という地方都市にありがちなそば屋だ。

後で、ネットで調べたら、創業してから88年、現在の店主は3代目ということが分かった。店内はこじんまりとしていて落ち着いた雰囲気。静かに時が過ぎていると表現してもいいかもしれない。メニューをざざっと見ると、安いのに驚く。もりがなんと480円。これは嬉しい。社長がすかさず大もりを注文。私もそれに追随した。お値段は610円。大もりがこの値段というのは都心じゃ絶対にありえない。


左: メインストリートに面してはいるが、この空間だけなんとなくひっそりしている。
どこの街にもある普通のそば屋の佇まい。
右: これが大盛り。味はごくごくオーソドックス。でも、うまい。

味はオーソドックスといったところ。年期が入ったせいろに盛られたシャキッとしたそばを食べると懐かしい気持ちになった。店の雰囲気がそうさせるのかもしれない。つゆは濃口で甘味が強い。そば猪口にたっぷりと注いだそば湯は残さず頂いた。さて、それから暗くなる前に沼津漁港に行きたい。狩野川沿いを歩く。狩野川は伊豆半島の天城の辺りを水源して大きく蛇行して沼津で海に注ぐ大きな河川だ。


左: 水門の支柱部分から反対側を見る。高度感たっぷり。
右: ブリッジ部の展望台。大きなガラス窓だから明るいけれど、窓がちょっとしか開かないのが残念。外に出たい。

沼津漁港に到着。道路標識に展望水門「びゅうお」と書かれていたので、まずはそちらへ行く。松林の公園を抜けると、どどーんとそびえている。非常に立派な水門だ。入場料は100円。水門の展望台にお金がかかるようだったら、下で待っていると言った社長もさすがに100円だったのでついてきた。300円だったら入らないと言っていた。さすが。展望室はエレベータで。展望と言うだけあって、景色がいい。駿河湾や沼津市が一望できる。晴れていたら富士山が綺麗に見える筈だ。

一通り眺望を楽しんでから下に降りて、受付のおじさんにこの水門が出来たのは約5年前で、なんでこの水門が出来たのかということをお聞きした。

水門の目的は津波から港、そして隣接した街を守る為だという。
「震度6の地震が来たら、すぐに水門を閉めます。でも、東北であった今回の津波だったら無理ですね。」とおじさん。確かに高さ9.3mだと、そうかもしれない。でも、それが日本最大級(大きさで2番目、扉の重さで1番)ということは、今回の地震がいかに想像を絶するものだったかと思い知らされる。そんな会話をしているときに既に社長は早く居酒屋に行きたくて、もう建屋(今しょっちゅう聞く単語っすね)の外に出ていた。

http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/sisetu/byuo/index.htm

(↑)水門のHP



左: 沼津港に隣接した飲食街。
右: ここが丸天の入口。メニューがたくさんあって、期待が膨らむ。

左: 店内はこんな感じ。我々が入るときには空席もいくつかあったものの、すぐに満席になる。
そして、帰る頃には店の前に列が出来て、並んでいた。
右: 新鮮な生しらす。

左: これは美味だ。カサゴのから揚げ。
右: 熱燗で一杯。それぞれ手酌で。うーん、しみるね〜〜〜。

左: イワシもなかなかうまかった。ぷりっぷりだった。
右: 中落ち。これも、うまい。酒が進む〜〜〜。。

時はもう日の入り近い6時頃。我々は、沼津漁港の魚河岸「丸天」という料理屋に居た。後で分かったのだが、かなりの有名店で、有名人も多数訪れているのだ。ユニークなメニューには円筒形のかき揚げがある。それは後で知った。店内はものすごく混んでいた。威勢のいいおばちゃんが縦横無尽に動いている。そしてしゃがれ声で叫んでいる。凄いパワー。

まずはビールで乾杯。前日のサッカーの試合でへろへろになっていた社長が蘇って、いきなり饒舌に語り始める。彼のエネルギー元はアルコールと食い物にほぼ違いない。生しらす、かさごのから揚げ、あら煮、イワシの刺身などを注文した。どれも旨い。その後、熱燗をちびちび。ほぼ最初に描いた通りの旅になった。そばを1時間前に食べたばっかりだったこともあって、すぐに満腹。かき揚げは食べる気にはならなかった。しかし、気分がいい。

すっかり暗くなった港町を再び沼津駅に向かって歩く。来るときに通らなかったアーケードの商店街には旨そうなラーメン屋があった。もう少し胃袋に余裕があれば、絶対に寄りたいところである。沼津駅から熱海行きまでの電車に乗る。熱海から東京行きの東海道線に乗り換える。私も社長もいつしか夢の中。そうして社員旅行は終わった。単に飲みに遠くまで行っただけなんだけど、面白かったし、旨かった。

因みに海浜幕張から沼津までの片道電車賃は2,520円だ。それに、こだまでしょうか、いいえ、新幹線こだまに乗ると特別料金が別途2,190円かかり、合わせて4,710円。往復だと9,420円なのだが、これが青春18きっぷだと往復で5,000円以内なのだ。特急に乗れないことや、一日しか使えないことなどの制約はあるけれど、しかし、非常にいい。とってもいい。

左: 沼津駅の近くのアーケード。あんまり人が歩いていない。やっぱ、景気が悪いからかな。
右: 東京駅に着いた東海道線。やっぱ、グリーン車はいいね。うそ。。

2011.4.9

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うまい!!

@tim1134 吉田照美
オハヨウ素131、ウ素800(嘘八百)は、困るよーん!スッキリしない都知事選の朝。どさくさにやられた怒りを持って、いざ投票所に行かん!!
ブログでリツィート!

2011.4.10

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うまいっ!!(その2)

@dave_spector デーブ・スペクター
気象庁が桜前線を全く発表しないのは何故?桜は日本人には特別な花なのだからそれを見るのは不謹慎とは思いません。僕は桜を見るたびに、切ったのを正直に言わなかったので大統領になれなかったという思い出が(涙)

デーブさんのツイッターはほんと、すんばらしいのである。

2011.4.10

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2011/4/9〜10
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