八幡宿
JR内房線 八幡宿駅周辺
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八幡宿はJR八幡宿駅の割合近くに住んでいた友人と一緒に何度か駅近くの居酒屋で酒を飲んだ程度のことしか関わりの無い街である。しかし、木更津で育った私が房総西線(現在の内房線)の汽車の窓からいつも見ていた懐かしい街でもある。そう、かつては市原市の中心となっている五井よりも八幡宿のほうが都会的であった。こじんまりとしているが、旧道(旧16号)沿いの繁華街は千葉から木更津の間では一番賑わっていた。田舎者の私としては非常に羨ましい街だったのだ。尤も、かつては私の暮らしていた木更津もそこそこ賑わっていたけれどね。

11月の終わり、自転車で八幡宿に行った。どこへとも当てがあったわけではなく、単に自転車で走りたいから走っていて、浜野辺りまで行ったら、そうだ、タウンウォッチング(撮影も含む)をまだやっていない八幡宿の駅周辺に行ってみようと、急遽目的地にしてみた。ここ10年来、ごくごくたまに旧道を使って実家に行くことがある。いつも通り過ぎるだけの街。この街でクルマから降りたことはこの10年間一度も無い。だから、八幡宿に着地したのは10年以上になる。

まずは駅前に行ってみる。西口に立つ。割合広々としている駅前広場なのだけど、それに見合った商店があまりない。駅舎は比較的新しい。屋根の部分のアールが現代っぽい。そうだ、この新しくなった駅舎は初めて見た。私の中での八幡宿の駅舎はすすけたような木造だった。それから、飯香岡八幡に行った。旧道を挟んで正面から写真を撮っていたら、自動車整備工場のおじさんが、うちの敷地に入って撮っていいよ、と言ってくれた。甘んじて中に入らせてもらった。

「なぜか最近、この八幡様の写真を撮りに来る人が多いんですよね。」とおじさんは言った。へえ、そうなんだ。私はたまたまなんだけれど、ちゃんとその八幡様を目指してやってくる人が多いんだね。確かに飯香岡八幡は立派な鳥居、立派な境内、立派な本殿と、この辺りで一番大きい神社である。木更津寄りの姉ヶ崎神社、そして木更津の八幡様が内房線の代表的な神社だ。

次に線路際で電車を撮ろうと移動した。カメラを持って、色々アングルを変えて撮る仕草をしていたら、自転車を押して歩いていた70歳代と思われるおばちゃんが、一旦通り過ぎてからまた戻ってきて、「なんか面白い写真でも撮ってるんですかい?」と房総訛りの口調で話かけてきた。

「いえ、いえ、単に電車を撮ろうかと思って・・・。」と私はちょっと困ってしまった。私の趣味であるタウンウォッチングは、中高年の人にはあまり理解してもらえない。何の変哲もない風景が好きなのだ。

「この辺りはさあ、あーんにも、いい景色がねえですよ。へっへっへ。」と笑いながらおばちゃんは呆れたように遠ざかっていった。なるほど、その通り、何にも無いところだ。私も自然と顔がほころび、そして何枚かの写真を撮ってそこを後にした。

2010.11.30 Zaki


左: 八幡宿駅西口。このカマボコを切ったような駅舎は比較的新しい。けれど、どちらかといえば、あんまりかっこよくないと私は思う。駅利用者の皆さんはどう思われるかなあ。
右: 疾走する内房線。
駅の北側にある歩行者と二輪車だけが通れる踏切で。

左: ここが八幡宿の一番の繁華街。旧道沿いの商店街。以前に比べると、ちょっと寂しくなってしまった。
右: 飯香岡八番宮の大鳥居。この写真が本文中にあった自動車整備工場の敷地の中から撮らせてもらった一枚。旧道ぎりぎりに立っているので、相当引かないと全景が撮れないのだ。

左: とんかつの喜八。地元では美味しいと評判の店らしい。タイミングが悪く、寄れなかった。
右: 駅のすぐ近くにある立ち食いそば屋さん。独立系のような雰囲気。

左: 駅に至近の飲食街。飲み屋が何軒か連なっているけれど、ちょっと寂しい感じがする。
右: この界隈のバスといったら小湊鉄道が主流。

左: 駅ロータリーの中心にあるのは帝京平成大学の看板。そんな大学があるなんて、ちっとも知らなかった。
右: 大型のスーパー銭湯「草津温泉」。建物の雰囲気からすると相当以前からあったという感じ。

左: 駅の南側から見た八幡宿の駅ホーム。
右: 以前は確か家具屋さんだったか、今はヤマダ電器の倉庫になった建物の入り口にある太鼓橋。なんでここに朱塗りの太鼓橋だ。ずっと疑問だった。かなり以前からあるなこの橋は。

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