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左の写真は、現在のJIROKICHIの看板。相変わらずいい味出している。ロックは、こうじゃなくちゃ、という見本のようでもある。確か20年前には、木製の看板で、手彫り風の文字で「次郎吉」と書いてあったはず、あれもなかなか良かった。どっちかと言うと、当時人気を2分していた下北沢ロフトや、渋谷の屋根裏などのライブハウスよりもチープな感じで私は次郎吉を推していた。
店名はJIROKICHIになっても同じ場所、しかも当時と同じ紳士服の三並の地下ということもあり、二十年の歳月を感じさせない。入り口の店内もお洒落にはなったが、地下の狭い穴蔵のような感じが郷愁を感じさせる。今や大物アーティストも、かつてはこんな穴蔵から巣立っていったのだ。
そう考えると、遅咲きのKRONIZCKがまだこんなライブハウスでやっているというのは、嬉しいことでもある。売れてほしいけど、チャージが高くなってしまうのは考えものだ。
常連で出演している是方さんも、何十年も同じスタイルでやっている。ロック魂を感じずにはいられない。 |