「俺たち2」管理人による遠距離電車マガジン

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ナンプラー

ベイタウンのビレヴァンで、「ナンプラー」ってのを買いましたよ。
いわゆる魚醤ってやつですな。
これ単体でうまいということはありませんが、スープに入れるとめちゃくちゃうまい。
南国系、たしかタイだったか?
そう思いながら味わうと、気分はトロピカル。
でも、和食に使うと秋田の「しょっつる」の雰囲気。

それにしても、においは、凄い。悪臭なんですよ。これが。
どうして臭いものって、うまいんですかねえ。
納豆といい、塩辛といい、クサヤといい。
みんな発酵系ですが、発酵といっても腐敗臭ですな。

以前、東南アジアを旅行してきた友人が大量に買ってきて、これ凄くうまいよ!と叫んでいた頃って、トムヤンクンなんて日本で知る人は限られた人だったような気がします。今から20年くらい前にトロピカルブームというのが突然やってきた。たぶん、火付け役はサントリーの「ソルティドッグ」でしょうね。

「ソルティドッグ」を盛んにテレビで宣伝していた頃はもう26、7年くらい前。私は酒屋の小僧みたいなバイトしてましたんで、よく覚えてます。コバルトブルーの海を背景にグラスの縁に結晶のようにがりがりとした塩がへばりついている。しかも、高中正義がブルーラグーンなんて曲を出したのもおそらくその頃だから、あの時代の若者って、一気にトロピカルに憧れたんじゃないでしょうか。

で、最初に戻るけど、「ナンプラー」。ビレヴァンって、なんでも売ってるけど、これ見たとき、やった!と思いましたね。あの店の良さは、へんなものに遭遇できること。「ナンプラー」はうまいけど、日本人にとってまだまだヘンなものであり、遠い昔、まだ若かった自分が浮かんでくるものでもあります。今後ともビレヴァンさん、へんなもの売ってね。

2004/4/13



追記:

ベイタウンのビレヴァンのオーナーの武田さんは今、ベイタウンオリジナル商品を開発中なのだ。その中でまずはベイタウン・ブランドのお菓子。売れるといいね。次にベイタウン・レーベルのCDも考えているという。さっそく、宮原永海さんを売り込んでおいた。


追記(その2)

イラクで人質になった日本人3人が無事解放されたというニュースが流れてきた。ほっと一安心ですね。

2004年4月15日

しばざ記 Vol.67


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