12月20日、このところ当サイトでは何かと話題の神田まつやで、年に3日だけしか食べることの出来ない「ゆずそば」を食べてきた。ご一緒したのは、右の写真のベイタウンのN社長、D社のT部長、そしてピアニストの栗本修、私の4人。
何故、行くことになったかといえば、T部長が大の池波正太郎のファン。たまたま神田まつやのオフィシャルサイトを見て、同店が池波正太郎にゆかりがあることを知り、やはり同じく神田まつやに縁のある私(私がまつやさんにお世話になっています)にお誘いがあったのだ。
N社長はそのT部長の恩師に当たる人。大のそば好きで、都内を中心に色々とそば屋を食べ歩いている。しかし、まだ神田まつやには行ったことがない、ということで、こういう席が実現したのだ。(N社長は、栗本修のライブ演奏を3度聴いてくださっているということをT部長からお聞きした。)
まずは、そば味噌を舐めながら熱燗で乾杯。旨い。なんでこんなに旨いのだろう。やはり雰囲気がいいからだ。店内は超満員。だのに、別にがしゃがしゃ落着かないというわけではない。上品な人ばかりというのもあるだろうし、賑やかさも神田まつやのひとつの味だと、おそらく皆さんわきまえているのであろう。そこでは、どんなお偉いさんも、並んで、そして合席で、わいわいしながら酒を飲み、そばを食べている。外に黒塗りのクルマを待たせてそばを食べに寄る大企業の社長さんも珍しくない。
焼き鳥も旨かった。先日、撮影の時にも食べたけど、やはり客席で食べたほうがはるかに旨い。ウニも更に絶品だった。
柚子きり(ゆずそば)は、なにを隠そう、初めて食べた。N社長は春には桜の花を練りこんだ桜そばも絶品だという。いやいやお詳しい。
それにしても旨い。周囲の席を眺め渡すとあちこちで柚子きりを食べるお客さん。やはり、お目当てはこれなのだ。
お酒をたくさん飲み、柚子きりと、もりそばを食べて、最後にご挨拶がてらに若旦那と談笑。
T部長は、「池波正太郎さんはどこに座ってらしたのですか?何を注文されたのですか?」と若旦那に尋ねていた。
若旦那が、かの文豪の座っていた位置を指差しながら、「せいろを召し上がってました。」と答えると、「ほう!我々と同じものだ。」とT部長は感激されていた。
楽しかったですね。また是非ご一緒しましょう!!
2007/12/20
しばざ記 372 |
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