5月も残り少なくなった。昨日の爽やかな陽気とは異なりちょっとムシっとする昼下がり、独りで木更津の実家に行った。午後2時過ぎだったけど、母と二人で昼食。味も素っ気も無いNHKのバラエティ番組の再放送を観て、そして、部屋の中に差し込む陽の光を浴び、庭の緑を見ているうちに眠くなり、居間でいつの間にか眠ってしまった。窓が少しだけ開いていて、そこからちょうどよい微風が吹いてきて、とても気持ちよかった。薄いレースのカーテンがゆったりと揺れている。
2時間くらい寝ただろうか。寝汗もかかず、かなりぐっすり眠れて気持ちよかった。昼寝は久しぶりだ。昼寝、サイコー。平日にする昼寝は少しだけ後ろめたい気持ちにもなるが、このところ、慢性的な寝不足になっているから、すっきりした。起きると母が茶を入れてくれた。それを飲んだら益々体の調子がいい感じになってきた。
母の足のギブス(約1ヶ月前に軽い交通事故に遭った)は明日病院に行けば取れるという。リハビリにまた少し時間がかかるので、暫くの間、実家に頻繁に寄ることになる。その度に昼寝が出来るような仕事の調整が出来ると有難い。
夕食の買い物をする前に、ちょっと散歩に出た。前回実家に来たときには金鈴塚を訪れた。今回は稲荷神社に行ってみた。住宅街の真ん中に一握りの小さな山があり、そこが稲荷神社。観光地でもなんでもないけれど、ネットで検索してたら、この山も金鈴塚と同様、古墳だったらしい。私の小学校時代に、家が木更津市内を三度引っ越していて、二度目の家ではこの稲荷神社の下の道が二、三年間の通学路だったので、小さな社を毎日見上げていた。
数十年前は、今ほど派手ではなかったような気がする。おそらく石段の上部にあるトタンの屋根はまず無かったはずだし、石段脇の石碑も無かった。
それにしても、狐が怖い。眼光鋭くって、夢に出てきてしまいそうだ。へんなペイントしているから余計に怖い。ペイントしなくてもいいのではないか。
左の狐が咥えているのは巻物。なにか怒っている。境内をうろうろするな、っちゅうことか。狐というよりは、ティラノザウルス系の恐竜の顔に似ているような気がする。
2008/5/28
しばざ記 471 |
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